季語について


七月の季語

小暑
(しょうしょ)
半夏生
(はんげしょう)
盛夏
(せいか)
青田
(あおた)
夏の色
(なつのいろ)
炎昼
(えんちゅう)
夏の宵
(なつのよい)
短夜
(みじかよ)
大暑
(たいしょ)
極暑
(ごくしょ)
溽暑
(じょくしょ)

(ひでり)
蝉時雨
(せみしぐれ)
緑陰
(りょくいん)
逃水
(にげみず)
山滴る
(やましたたる)
夏野
(なつの)
滴り
(したたり)
夕凪
(ゆうなぎ)
海霧
(じり)
土用
(どよう)
虫干
(むしぼし)
草いきれ
(くさいきれ)
七夕
(たなばた)
星合
(ほしあい)
夏越
(なごし)
中元
(ちゅうげん)
暑中見舞
(しょちゅうみまい)
薫衣香
(くのえこう)
浴衣
(ゆかた)
風鈴
(ふうりん)
端居
(はしい)
打水
(うちみず)
暑気中り
(しょきあたり)

■風鈴(ふうりん)

風鈴売(ふうりんうり)

中国から伝来し、中世のころ上流社会で用いられましたが、次第に大衆化しました。
金属製のほか硝子や陶製、貝なども利用されます。
大きな枠にたくさんの風鈴を吊って売り歩く風鈴売の風情は、東京の夏の風物詩でした。
屋台に風鈴を付け、夜売り歩くのは風鈴蕎麦で、明和(1764年~1772年)のころに流行、価十二文だったという記録もあります。
棋力に差がある人が、九子を置いた碁は井目ですが、もっと差があるとさらに四隅に石を置く井目風鈴となります。
ぶら下げるという風鈴の語感の活用でしょうか。


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