季語について


七月の季語

小暑
(しょうしょ)
半夏生
(はんげしょう)
盛夏
(せいか)
青田
(あおた)
夏の色
(なつのいろ)
炎昼
(えんちゅう)
夏の宵
(なつのよい)
短夜
(みじかよ)
大暑
(たいしょ)
極暑
(ごくしょ)
溽暑
(じょくしょ)

(ひでり)
蝉時雨
(せみしぐれ)
緑陰
(りょくいん)
逃水
(にげみず)
山滴る
(やましたたる)
夏野
(なつの)
滴り
(したたり)
夕凪
(ゆうなぎ)
海霧
(じり)
土用
(どよう)
虫干
(むしぼし)
草いきれ
(くさいきれ)
七夕
(たなばた)
星合
(ほしあい)
夏越
(なごし)
中元
(ちゅうげん)
暑中見舞
(しょちゅうみまい)
薫衣香
(くのえこう)
浴衣
(ゆかた)
風鈴
(ふうりん)
端居
(はしい)
打水
(うちみず)
暑気中り
(しょきあたり)

■半夏生(はんげしょう)

半夏(はんげ)・半夏雨(はんげあめ)

七十ニ侯の一つで、夏至から数えて11日目ですから、七月二日ごろが半夏生です。
半夏とは妙な名ですが烏柄杓の別名で、この植物が生える季節なので半夏生の呼び名は理にかなっています。
またこの日は、物忌みが多く、酒肉をとらず、野菜を食べず、井水を飲むことを禁じたり、地荒神(畑の神)を祭り、神酒、麦団子を神に供える日でもありました。
それもこれも、「半夏半作」と言われる稲作の後半にかける思いも込められています。
この日の雨を半夏雨と言い、この雨が降ると大雨が続くと信じられていたからです。


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