季語について


七月の季語

小暑
(しょうしょ)
半夏生
(はんげしょう)
盛夏
(せいか)
青田
(あおた)
夏の色
(なつのいろ)
炎昼
(えんちゅう)
夏の宵
(なつのよい)
短夜
(みじかよ)
大暑
(たいしょ)
極暑
(ごくしょ)
溽暑
(じょくしょ)

(ひでり)
蝉時雨
(せみしぐれ)
緑陰
(りょくいん)
逃水
(にげみず)
山滴る
(やましたたる)
夏野
(なつの)
滴り
(したたり)
夕凪
(ゆうなぎ)
海霧
(じり)
土用
(どよう)
虫干
(むしぼし)
草いきれ
(くさいきれ)
七夕
(たなばた)
星合
(ほしあい)
夏越
(なごし)
中元
(ちゅうげん)
暑中見舞
(しょちゅうみまい)
薫衣香
(くのえこう)
浴衣
(ゆかた)
風鈴
(ふうりん)
端居
(はしい)
打水
(うちみず)
暑気中り
(しょきあたり)

■短夜(みじかよ)

短夜(たんや)・明易し(あけやすし)・明急ぐ(あけいそぐ)・明早し(あけはやし)

春分から昼が長くなり、夏至の昼が最長となりますが、どういうわけか、詩歌では長くなった方の昼を言わずに、短くなった夜の方を言う伝統があります。
春の日永、秋の夜長、冬の短日、長短のいずれかを強調する趣があります。
『枕草子』の第一段で言う「春は曙」「夏は夜」「秋は夕暮れ」「冬は早朝」にも、どこかこれに通う断定があります。
こんなことを考えていると、短い夏の夜はますます短くなります。


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