季語について


七月の季語

小暑
(しょうしょ)
半夏生
(はんげしょう)
盛夏
(せいか)
青田
(あおた)
夏の色
(なつのいろ)
炎昼
(えんちゅう)
夏の宵
(なつのよい)
短夜
(みじかよ)
大暑
(たいしょ)
極暑
(ごくしょ)
溽暑
(じょくしょ)

(ひでり)
蝉時雨
(せみしぐれ)
緑陰
(りょくいん)
逃水
(にげみず)
山滴る
(やましたたる)
夏野
(なつの)
滴り
(したたり)
夕凪
(ゆうなぎ)
海霧
(じり)
土用
(どよう)
虫干
(むしぼし)
草いきれ
(くさいきれ)
七夕
(たなばた)
星合
(ほしあい)
夏越
(なごし)
中元
(ちゅうげん)
暑中見舞
(しょちゅうみまい)
薫衣香
(くのえこう)
浴衣
(ゆかた)
風鈴
(ふうりん)
端居
(はしい)
打水
(うちみず)
暑気中り
(しょきあたり)

■夏の宵(なつのよい)

宵の夏(よいのなつ)

夏の夕より夏の宵の方が幾分情緒的な使い方です。
縁台将棋を指したり、手花火に興じたりと家に入もるまでの短い時間を指します。
ところが宵とは、もともとは、夜を宵・夜中・明時・と分けたときの、日暮れから夜中までの長い時間帯を指す言葉だったのです。
「宵越しの銭は持たぬ」の江戸っ子の気風も、「宵っ張りの朝寝坊」の言葉もそう取らないと理解できないはずです。
一般に宵待草と呼ばれる大待宵草は日没後に咲きますので、現代的な宵の解釈での命名と言えます。


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