季語について


七月の季語

小暑
(しょうしょ)
半夏生
(はんげしょう)
盛夏
(せいか)
青田
(あおた)
夏の色
(なつのいろ)
炎昼
(えんちゅう)
夏の宵
(なつのよい)
短夜
(みじかよ)
大暑
(たいしょ)
極暑
(ごくしょ)
溽暑
(じょくしょ)

(ひでり)
蝉時雨
(せみしぐれ)
緑陰
(りょくいん)
逃水
(にげみず)
山滴る
(やましたたる)
夏野
(なつの)
滴り
(したたり)
夕凪
(ゆうなぎ)
海霧
(じり)
土用
(どよう)
虫干
(むしぼし)
草いきれ
(くさいきれ)
七夕
(たなばた)
星合
(ほしあい)
夏越
(なごし)
中元
(ちゅうげん)
暑中見舞
(しょちゅうみまい)
薫衣香
(くのえこう)
浴衣
(ゆかた)
風鈴
(ふうりん)
端居
(はしい)
打水
(うちみず)
暑気中り
(しょきあたり)

■夏の色(なつのいろ)

夏景色(なつげしき)・夏の匂い(なつのにおい)

どの歳時記を繰っても、「夏の色」の解説には「春が去って迎える初夏の色」程度にしか触れられていません。
ところが夏の異称には「朱夏」なる語があって、夏の色を朱と決めているのです。
中国の陰陽五行説では夏を「火」と定めていて、火の持つ赤や橙などを主体にした朱色が夏であるとしたところに根拠があるからです。
視覚的、嗅覚的夏の把握もありますが、五行説的な認識もまた、暑い夏を処していく上の知恵かもしれません。


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