季語について


七月の季語

小暑
(しょうしょ)
半夏生
(はんげしょう)
盛夏
(せいか)
青田
(あおた)
夏の色
(なつのいろ)
炎昼
(えんちゅう)
夏の宵
(なつのよい)
短夜
(みじかよ)
大暑
(たいしょ)
極暑
(ごくしょ)
溽暑
(じょくしょ)

(ひでり)
蝉時雨
(せみしぐれ)
緑陰
(りょくいん)
逃水
(にげみず)
山滴る
(やましたたる)
夏野
(なつの)
滴り
(したたり)
夕凪
(ゆうなぎ)
海霧
(じり)
土用
(どよう)
虫干
(むしぼし)
草いきれ
(くさいきれ)
七夕
(たなばた)
星合
(ほしあい)
夏越
(なごし)
中元
(ちゅうげん)
暑中見舞
(しょちゅうみまい)
薫衣香
(くのえこう)
浴衣
(ゆかた)
風鈴
(ふうりん)
端居
(はしい)
打水
(うちみず)
暑気中り
(しょきあたり)

■青田(あおた)

青田風(あおたかぜ)・青田波(あおたなみ)・青田道(あおたみち)・青田時(あおたどき)・青田売(あおたうり)

田の草取りもすみ、稲の分蘖が盛んになってくると、水面が見えないほどの背丈に稲は伸びます。
田植えの遅かったころは土用前後がそんな時期でしたが、田植えの早まった現在は、梅雨のさなかがちょうど青田に当たります。
「八十八回(米の字)」手間のかかる稲作の作業もほぼ半ばです。
田の面を渡って吹いてくる青田風に農民はホッとできる一瞬です。
貧しい農家が米穀商人に田を売る青田売もこの時節でした。


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