季語について


九月の季語

白露
(はくろ)
仲秋
(ちゅうしゅう)
二百十日
(にひゃくとおか)
風の盆
(かぜのぼん)
秋の空
(あきのそら)
秋高し
(あきたかし)
秋気
(しゅうき)
爽やか
(さわやか)
野分
(のわき)
鮭颪
(さけおろし)
二百二十日
(にひゃくはつか)
秋彼岸
(あきひがん)
竹の春
(たけのはる)
秋分
(しゅうぶん)
冷やか
(ひややか)
桐一葉
(きりひとは)
秋時雨
(あきしぐれ)
露の玉
(つゆのたま)
水澄む
(みずすむ)
名月
(めいげつ)
宵闇
(よいやみ)
月代
(つきしろ)
雨月
(うげつ)
秋の七草
(あきのななくさ)

(はぎ)
虫の音
(むしのね)
庭木刈る
(にわきかる)
薬掘る
(くすりほる)
竹伐る
(たけきる)
扇置く
(おおぎおく)
後の更衣
(のちのころもがえ)
重陽
(ちょうよう)
秋茄子
(あきなす)
青蜜柑
(あおみかん)

■雨月(うげつ)

雨名月(あめめいげつ)・雨夜の月(あまよのつき)・雨の月(あめのつき)・月の雨(つきのあめ)

折角の陰暦八月十五日の名月が、雨にたたられることを雨月と呼びますが、拾い意味では無月(むげつ)です。
雲の切れ間が明るんだり、雨の合間にほの明るくなることもありますが、概して雨月にも古人は情趣を感じていたようです。
謡曲の『雨月(うげつ)』は、西行が住吉明神に参詣の途次、宿を求めた主の老夫婦から示された「賤(しず)が軒端をふきぞわづらふ」下の句に、西行が「つきはもれ雨はたまれととにかくに」の上の句を付けた下りがメインになっています。


季語のページへ戻る