季語について


五月の季語

清和
(せいわ)
風薫る
(かぜかおる)
葉桜
(はざくら)
八十八夜
(はちじゅはちや)
新茶
(しんちゃ)
新樹
(しんじゅ)
若緑
(わかみどり)
新緑
(しんりょく)
端午
(たんご)
菖蒲葺く
(しょうぶふく)

(ふじ)
立夏
(りっか)
夏めく
(なつめく)
卯の花腐し
(うのはなくたし)
麦の秋
(むぎのあき)
小満
(しょうまん)
青嵐
(あおあらし)
万緑
(ばんりょく)
時鳥
(ほととぎす)
あやめ 薔薇
(ばら)
沙羅の花
(しゃらのはな)
田植
(たうえ)
早乙女
(さおとめ)
麦刈
(むぎかり)
上簇
(じょうぞく)
更衣
(ころもがえ)
生布
(きぬの)
蚕豆
(そらまめ)
初鰹
(はつがつお)

■生布(きぬの)

木布(きぬの)・生平(きびら)・太布(たふ)・葛布(くずふ)・藤布(ふじぬの)・芭蕉布(ばしょうふ)・麻布(あさふ)

草木の皮の繊維で織った布で、晒(さら)していないものを呼びます。
苧麻(ちょま)(からむし、とも)または大麻で織った粗い麻布は生平とも呼び、葛の繊維を緯糸(よこいと)に使った布を葛布と呼ぶなど、織り目が粗く、肌触りもさわやかなので、帷子(かたびら)など夏の衣料の材料に使われました。
生活様式の変わった現代人には無縁となった素材です。


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