季語について


五月の季語

清和
(せいわ)
風薫る
(かぜかおる)
葉桜
(はざくら)
八十八夜
(はちじゅはちや)
新茶
(しんちゃ)
新樹
(しんじゅ)
若緑
(わかみどり)
新緑
(しんりょく)
端午
(たんご)
菖蒲葺く
(しょうぶふく)

(ふじ)
立夏
(りっか)
夏めく
(なつめく)
卯の花腐し
(うのはなくたし)
麦の秋
(むぎのあき)
小満
(しょうまん)
青嵐
(あおあらし)
万緑
(ばんりょく)
時鳥
(ほととぎす)
あやめ 薔薇
(ばら)
沙羅の花
(しゃらのはな)
田植
(たうえ)
早乙女
(さおとめ)
麦刈
(むぎかり)
上簇
(じょうぞく)
更衣
(ころもがえ)
生布
(きぬの)
蚕豆
(そらまめ)
初鰹
(はつがつお)

■青嵐(あおあらし)

風青し(かぜあおし)・夏嵐(なつあらし)・夏の嵐(なつのあらし)・晴嵐(せいらん)

青葉を揺らし爽やかに吹く強い南風のことをこう呼んでいます。
同じ南風でも南風(はえ)と読むと、主に近畿以西の漁師や船乗りに喜ばれる順風のことですから、生活臭のする風になります。
『梵灯庵袖下集(ぼんとうあんそでしたしゅう)』には、「青嵐(あおあらし) 六月に吹く嵐を申すべきなり。 発句によし」と定義しています。
晴嵐(せいらん)と音読みした場合も一般には同義ですが、古歌や漢詩の中にはあきに使われたものもあります。
自民党の中の、かつての若手の会「晴嵐会(せいらんかい)」は、夏、秋のどちらを意味するのでしょう。


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