季語について


五月の季語

清和
(せいわ)
風薫る
(かぜかおる)
葉桜
(はざくら)
八十八夜
(はちじゅはちや)
新茶
(しんちゃ)
新樹
(しんじゅ)
若緑
(わかみどり)
新緑
(しんりょく)
端午
(たんご)
菖蒲葺く
(しょうぶふく)

(ふじ)
立夏
(りっか)
夏めく
(なつめく)
卯の花腐し
(うのはなくたし)
麦の秋
(むぎのあき)
小満
(しょうまん)
青嵐
(あおあらし)
万緑
(ばんりょく)
時鳥
(ほととぎす)
あやめ 薔薇
(ばら)
沙羅の花
(しゃらのはな)
田植
(たうえ)
早乙女
(さおとめ)
麦刈
(むぎかり)
上簇
(じょうぞく)
更衣
(ころもがえ)
生布
(きぬの)
蚕豆
(そらまめ)
初鰹
(はつがつお)

■新茶(しんちゃ)

走り茶(はしりちゃ)・古茶(こちゃ)・陣茶(ひねちゃ)・茶詰(ちゃつめ)

十八夜を過ぎると街中に「新茶入荷」の幟(のぼり)が目立ちます。
「走り」を大切にしてきた日本人にとって、新酒や新蕎麦などとともにたまらない季節の到来です。
このときから、それまでのお茶は古茶としいて扱われます。
茶道で使うお茶は、精製した茶を茶壷に詰めて封印し、晩秋から初冬のころ壷の口を切り、臼で挽いて抹茶にします。
これが口切ですが、季節を待たずに暑中に風を切ると夏切茶(なつぎりちゃ)と言われます。
色は鮮やかですが、熟成が足りない分渋みが強いのが特徴です。


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