季語について


二月の季語

寒梅
(かんばい)
寒椿
(かんつばき)
日脚伸ぶ
(ひあしのぶ)
冬尽く
(ふゆつく)
春隣
(はるどなり)
節分
(せつぶん)
追儺
(ついな)
三寒四温
(さんかんしおん)
寒明
(かんあけ)
立春
(りっしゅん)
早春
(そうしゅん)
春浅し
(はるあさし)

(うめ)
余寒
(よかん)
冴返る
(さえかえる)
遅春
(ちしゅん)

(うぐいす)
雨水
(うすい)
魚氷に上る
(うおひにのぼる)
春めく
(はるめく)
凍解
(いてどけ)
春一番
(はるいちばん)
東風
(こち)
麦踏
(むぎふみ)
白魚
(しらうお)
公魚
(わかさぎ)
海苔
(のり)
春菊
(しゅんぎく)

■余寒(よかん)

残る寒さ(のこるさむさ)

永久四(1116年)年に編まれた歌集『永久百首』のころから、春の歌題として詠まれたといいますから、随分古い言葉といえます。
「冴返る」「春寒」などとともに、春の寒さ、冷たさを表す言葉ですが、「余寒」には「寒が明けたのに」という、やや怨みがましい思いも込められています。
その点、秋になってからの暑い日の「残暑」と似た働きを持つ季節の言葉です。


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