季語について


二月の季語

寒梅
(かんばい)
寒椿
(かんつばき)
日脚伸ぶ
(ひあしのぶ)
冬尽く
(ふゆつく)
春隣
(はるどなり)
節分
(せつぶん)
追儺
(ついな)
三寒四温
(さんかんしおん)
寒明
(かんあけ)
立春
(りっしゅん)
早春
(そうしゅん)
春浅し
(はるあさし)

(うめ)
余寒
(よかん)
冴返る
(さえかえる)
遅春
(ちしゅん)

(うぐいす)
雨水
(うすい)
魚氷に上る
(うおひにのぼる)
春めく
(はるめく)
凍解
(いてどけ)
春一番
(はるいちばん)
東風
(こち)
麦踏
(むぎふみ)
白魚
(しらうお)
公魚
(わかさぎ)
海苔
(のり)
春菊
(しゅんぎく)

■寒明(かんあけ)

寒明ける(かんあける)・寒終る(かんおわる)・寒過ぐ(かんすぐ)

一月五日ころの小寒に始まり、二十一日ころの大寒を経、さらに15日目の節分までのほぼ30日が寒です。
ですから寒明けと立春とは同じことですが、長かった寒の30日がやっと終わったという感慨の強いところが立春とは違うところです。
耐えてきた寒さから解き放たれた安堵感と、今迎えた春への期待感とが込められた言葉です。
「寒」と「明」の漢字の組み合わせには「暗」から「明」に変わる強烈な「光」も感じます。


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