季語について


二月の季語

寒梅
(かんばい)
寒椿
(かんつばき)
日脚伸ぶ
(ひあしのぶ)
冬尽く
(ふゆつく)
春隣
(はるどなり)
節分
(せつぶん)
追儺
(ついな)
三寒四温
(さんかんしおん)
寒明
(かんあけ)
立春
(りっしゅん)
早春
(そうしゅん)
春浅し
(はるあさし)

(うめ)
余寒
(よかん)
冴返る
(さえかえる)
遅春
(ちしゅん)

(うぐいす)
雨水
(うすい)
魚氷に上る
(うおひにのぼる)
春めく
(はるめく)
凍解
(いてどけ)
春一番
(はるいちばん)
東風
(こち)
麦踏
(むぎふみ)
白魚
(しらうお)
公魚
(わかさぎ)
海苔
(のり)
春菊
(しゅんぎく)

■追儺(ついな)

鬼やらい(おにやらい)・なやらい

節分の豆撒きをこう呼びますが、本来は疫鬼を追い払う行事です。
中国から伝えられ、日本では陰陽道の行事として伝えられ、文武天皇の慶雲三年(706年)、諸国に疫病が流行したので、土牛を作って大儺をしたのが初見です。
宮中では毎年、大晦日の夜に行われましたが、民間では二月の節分に行われてきました。
豆撒きも、単に鬼を追い払うだけでなく神への散供(供物)の意味もありますから、悪霊を抑える存在の善鬼としても面もあるようです。


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