季語について


八月の季語

夏深し
(なつふかし)
涼し
(すずし)
夏の露
(なつのつゆ)
残暑
(ざんしょ)
天の川
(あまのがわ)
星月夜
(ほしづきよ)
夏の果
(なつのはて)
秋近し
(あきちかし)
秋隣
(あきどなり)

(せみ)
空蝉
(うつせみ)
蟻地獄
(ありじごく)
蜻蛉
(とんぼ)
鹿の子
(かのこ)
虫送り
(むしおくり)
盂蘭盆会
(うらぼんえ)

(おどり)
迎火
(むかえび)
初秋
(はつあき)
立秋
(りっしゅう)
秋され
(あきされ)
餞暑
(せんしょ)
処暑
(しょしょ)
新涼
(しんりょう)
盆の月
(ぼんのつき)
雁渡し
(かりわたし)
八月尽
(はちがつじん)

■虫送り(むしおくり)

虫追い(むしおい)・田虫送り(たむしおくり)・稲虫送り(いなむしおくり)・虫供養(むしくよう)・虫祈祷(むしきとう)・実盛祭り(さねもりまつり)・実盛送り(さねもりおくり)

晩夏から初秋にかけて稲は生育の重要な時期を迎えますので、浮塵子(うんか)や蝗、髄虫など害虫駆除の願いを込めて行う行事です。
村人は氏神に集まり、鉦や太鼓を鳴らし、松明を連ねて畦を巡りながら村境や海、川まで虫を送ります。
斉藤別当実盛の怨霊が稲の害虫を発生させると思われるところから、霊鎮めの実盛祭りとも呼ばれます。
実盛が稲株につまずいて討ち死にし稲の虫と化したとか、田の中で討れる折、稲の虫となって恨みを晴らすと言った説までいろいろ語り継がれています。


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