季語について


八月の季語

夏深し
(なつふかし)
涼し
(すずし)
夏の露
(なつのつゆ)
残暑
(ざんしょ)
天の川
(あまのがわ)
星月夜
(ほしづきよ)
夏の果
(なつのはて)
秋近し
(あきちかし)
秋隣
(あきどなり)

(せみ)
空蝉
(うつせみ)
蟻地獄
(ありじごく)
蜻蛉
(とんぼ)
鹿の子
(かのこ)
虫送り
(むしおくり)
盂蘭盆会
(うらぼんえ)

(おどり)
迎火
(むかえび)
初秋
(はつあき)
立秋
(りっしゅう)
秋され
(あきされ)
餞暑
(せんしょ)
処暑
(しょしょ)
新涼
(しんりょう)
盆の月
(ぼんのつき)
雁渡し
(かりわたし)
八月尽
(はちがつじん)

■天の川(あまのがわ)

銀河(ぎんが)・明河(めいが)・銀漢(ぎんかん)・雲漢(うんかん)・天漢(てんかん)・河漢(かかん)・星河(せいが)・銀湾(ぎんわん)

天の川は一年中小恒星ですが、春は地平に沿って低く、冬は高いが光が淡く、夏の終わりからよく見え始め、仲秋になると北から南へ橋を架けたように見えます「漢」ちは川のことですから、銀漢も雲漢、天漢なども最上級の川の表現です。
この大河をめぐって七月七日に牽牛と織女の二星が年に一度会う七夕伝説が生まれ、鵲(かささぎ)が天の川を埋めて橋を成し織女を対岸に渡す伝説も生まれました。
星とはそうした想念を掻き立てる光なのでしょう。


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