季語について


三月の季語

啓蟄
(けいちつ)
春雷
(しゅんらい)
春の風
(はるのかぜ)
春塵
(しゅんじん)
山笑う
(やまわらう)
春の雪
(はるのゆき)
雪崩
(なだれ)
雪の果
(ゆきのはて)
春光
(しゅんこう)
春の土
(はるのつち)
水温む
(みずぬるむ)
水草生う
(みずくさおう)
紫雲英
(げんげ)
木の芽
(このめ)
桃の花
(もものはな)
椿
(つばき)
鳥帰る
(とりかえる)

(つばめ)
田打
(たうち)
種蒔
(たねまき)
剪定
(せんてい)
桃の節句
(もものせっく)
お水取
(おみずとり)
春分
(しゅんぶん)
社日
(しゃにち)
彼岸
(ひがん)

(にしん)
菜の花
(なのはな)
摘草
(つみくさ)

■桃の節句(もものせっく)

三月節句(さんがつせっく)・弥生の節句(やよいのせっく)・桃花の節句(とうかのせっく)・雛の節句(ひなのせっく)・桃の日(もものひ)

古くから日本人は季節の変わり目を節日と呼んで大切にしてきました。
江戸幕府が定めた五節供もその一つです。
人日(七種の節供、正月七日)に続くのが、上巳(桃の節供、三月三日)で、これが今日の桃の節句です。
さらに端午(菖蒲の節供、五月五日)、七夕(七夕祭、七月七日)、重陽(菊の節供、九月九日)と併せて五節供と呼ばれました。
桃の節供と鶏合せや曲水の宴なども開かれましたが、中世より江戸時代にかけ民間に伝わるようになると、雛祭とも一緒になり一層賑やかになります。
海辺に出かけ飲食をする磯遊びも現在汐干狩りとして残されています。
「桃」といってもこれは陰暦ですから、陽暦の三月三日には桃の花は間に合わないのです。


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