季語について


三月の季語

啓蟄
(けいちつ)
春雷
(しゅんらい)
春の風
(はるのかぜ)
春塵
(しゅんじん)
山笑う
(やまわらう)
春の雪
(はるのゆき)
雪崩
(なだれ)
雪の果
(ゆきのはて)
春光
(しゅんこう)
春の土
(はるのつち)
水温む
(みずぬるむ)
水草生う
(みずくさおう)
紫雲英
(げんげ)
木の芽
(このめ)
桃の花
(もものはな)
椿
(つばき)
鳥帰る
(とりかえる)

(つばめ)
田打
(たうち)
種蒔
(たねまき)
剪定
(せんてい)
桃の節句
(もものせっく)
お水取
(おみずとり)
春分
(しゅんぶん)
社日
(しゃにち)
彼岸
(ひがん)

(にしん)
菜の花
(なのはな)
摘草
(つみくさ)

■田打(たうち)

春田打(はるたうち)・田を打つ(たをうつ)・田を返す(たをかえす)・田起し(たおこし)・田返し(たがえし)・田を鋤く(たをすく)・田掻(たがき)

田植えに備えて、鋤で田を打ち返すことを田打と呼んでいましたが、牛馬に引かせる唐鋤が入ってきてからは、田起し、田返しの趣が強くなり、さらに近年は省力化のため、田に機会が使われ、農村の春の風景は一変しました。
とはいえ、山田や小さく区割りされた田では、まだ人手に頼らざるを得ず、田打のころの面影をとどめています。
田返しを古くは耕しと書き、俳諧式目書の『御傘』には「田をかへすは春也」と定めています。


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