季語について


十二月の季語

大雪
(たいせつ)
冬ざれ
(ふゆざれ)
冬の虹
(ふゆのにじ)
短日
(たんじつ)
盤渉調
(ばんしきちょう)
冬の夜
(ふゆのよる)
冬の月
(つゆのつき)
冬凪
(ふゆなぎ)
ならい 空風
(からかぜ)
冬の霧
(ふゆのきり)
山眠る
(やまねむる)
枯園
(かれその)
水涸る
(みずかる)
初氷
(はつごおり)
波の花
(なみのはな)
冬眠
(とうみん)

(おおかみ)
冬木立
(ふゆこだち)
冬芽
(ふゆめ)
千両
(せんりょう)
冬籠
(ふゆごもり)
屏風
(びょうぶ)
火鉢
(ひばち)
湯婆
(ゆたんぽ)
湯気立て
(ゆげたて)
悴む
(かじかむ)

(ひらめ)
河豚
(ふぐ)
新巻
(あらまき)
師走
(しわす)
冬至
(とうじ)
柚子湯
(ゆずゆ)
歳暮
(せいぼ)
年用意
(としようい)
年の市
(としのいち)
門松立つ
(かどまつたつ)
注連飾る
(しめかざる)
小晦日
(こつごもり)
年越
(としこし)
年越の祓
(としこしのはらえ)

■師走(しわす)

極月(ごくげつ)・臘月(ろうげつ)・春待月(はるまちづき)・梅初月(うめはつづき)・三冬月(みふゆづき)・親子月(おやこづき)・弟月(おとこづき)・乙子月(おとごづき)

師走は陰暦十二月の古称ですが、この古称だけが現代も使われているのは、師走の意に思いが重なるからでしょう。
もともと十二月は法師を迎えて経を上げてもらう習わしがあり、寺々の法師が「いとまなく馳せありくにより」師走と呼ばれた謂れが、歌学者『奥義抄』以下に書かれているからです。
「為果つ」の語源説もありますが、大方の人は「為果つ」より、「為残し」の実感の方が強いはずです。
一年最後の節目の月でもありますから、おのおのが思いを乗せて「極月」以下沢山の傍題も生まれました。


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