季語について


十二月の季語

大雪
(たいせつ)
冬ざれ
(ふゆざれ)
冬の虹
(ふゆのにじ)
短日
(たんじつ)
盤渉調
(ばんしきちょう)
冬の夜
(ふゆのよる)
冬の月
(つゆのつき)
冬凪
(ふゆなぎ)
ならい 空風
(からかぜ)
冬の霧
(ふゆのきり)
山眠る
(やまねむる)
枯園
(かれその)
水涸る
(みずかる)
初氷
(はつごおり)
波の花
(なみのはな)
冬眠
(とうみん)

(おおかみ)
冬木立
(ふゆこだち)
冬芽
(ふゆめ)
千両
(せんりょう)
冬籠
(ふゆごもり)
屏風
(びょうぶ)
火鉢
(ひばち)
湯婆
(ゆたんぽ)
湯気立て
(ゆげたて)
悴む
(かじかむ)

(ひらめ)
河豚
(ふぐ)
新巻
(あらまき)
師走
(しわす)
冬至
(とうじ)
柚子湯
(ゆずゆ)
歳暮
(せいぼ)
年用意
(としようい)
年の市
(としのいち)
門松立つ
(かどまつたつ)
注連飾る
(しめかざる)
小晦日
(こつごもり)
年越
(としこし)
年越の祓
(としこしのはらえ)

■鮃(ひらめ)

比目魚(ひらめ)・平目(ひらめ)・寒鮃(かんびらめ)

秋から冬にかけて美味だった鰈に代わり、鰈が旬を迎えます。
背鰭の肉・縁側を箸始めに、活作りを湛能した後、焼いた皮を刻んで紅葉卸しでいただきます。
そうこうするうちに赤子の握り拳ほどの肝が蒸し上がってきます。
鮟鱇の肝ほどくどくなく、それでいて奥深い味です。
取りに粗炊きと、潮汁が出て、鮃一匹が湛能できます。
そのほか昆布締めや洋酒の蒸し煮なども、この魚の淡泊な風合いを生かした食べ方です。
産卵を終えると鮃の味は落ち、「三月鮃は猫も食わない」とか、「豆腐より不味い」と言われます。


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