季語について


八月の季語

夏深し
(なつふかし)
涼し
(すずし)
夏の露
(なつのつゆ)
残暑
(ざんしょ)
天の川
(あまのがわ)
星月夜
(ほしづきよ)
夏の果
(なつのはて)
秋近し
(あきちかし)
秋隣
(あきどなり)

(せみ)
空蝉
(うつせみ)
蟻地獄
(ありじごく)
蜻蛉
(とんぼ)
鹿の子
(かのこ)
虫送り
(むしおくり)
盂蘭盆会
(うらぼんえ)

(おどり)
迎火
(むかえび)
初秋
(はつあき)
立秋
(りっしゅう)
秋され
(あきされ)
餞暑
(せんしょ)
処暑
(しょしょ)
新涼
(しんりょう)
盆の月
(ぼんのつき)
雁渡し
(かりわたし)
八月尽
(はちがつじん)

■踊(おどり)

盆踊(ぼんおどり)・ながし・ぞめき・盆やつし(ぼんやつし)・供養踊(くようおどり)・精霊踊(しょうりょうおどり)・さんさ踊(さんさおどり)・阿波踊(あわおどり)・踊子(おどりこ)・踊の輪(おどりのわ)・」踊唄(おどりうた)・踊太鼓(おどりだいこ)・踊浴衣(おどりゆかた)・踊傘(おどりがさ)

盂蘭盆会が近くなると、あちこちで踊や囃子の練習が始まり、踊の当日には一年振りに会う顔が会場に一斉に現われます。
由緒ある行事が消えてゆく中で、この盆踊だけは不滅の感があります。
空也や一遍によって始まった念仏踊に、いろんな要素が加わった盆踊、盆に招かれた精霊を慰め、これを送る踊と考えられてきました。
同時に無縁仏の霊も、名残惜しい風情で追い払います。
しかも、娯楽に乏しい地方にとっては、最高の娯楽ですから、阿波踊のように全国的に有名になりながら残った踊も随分あります。


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