季語について


七月の季語

小暑
(しょうしょ)
半夏生
(はんげしょう)
盛夏
(せいか)
青田
(あおた)
夏の色
(なつのいろ)
炎昼
(えんちゅう)
夏の宵
(なつのよい)
短夜
(みじかよ)
大暑
(たいしょ)
極暑
(ごくしょ)
溽暑
(じょくしょ)

(ひでり)
蝉時雨
(せみしぐれ)
緑陰
(りょくいん)
逃水
(にげみず)
山滴る
(やましたたる)
夏野
(なつの)
滴り
(したたり)
夕凪
(ゆうなぎ)
海霧
(じり)
土用
(どよう)
虫干
(むしぼし)
草いきれ
(くさいきれ)
七夕
(たなばた)
星合
(ほしあい)
夏越
(なごし)
中元
(ちゅうげん)
暑中見舞
(しょちゅうみまい)
薫衣香
(くのえこう)
浴衣
(ゆかた)
風鈴
(ふうりん)
端居
(はしい)
打水
(うちみず)
暑気中り
(しょきあたり)

■虫干(むしぼし)

土用干(どようぼし)・曝書(ばくしょ)・書を曝す(しょをさらす)・虫払い(むしばらい)・曝涼(ばくりょう)・風入れ(かざいれ)

夏の土用の、それも天気の良い日を選んで、衣類や書籍、書画、経典などを陰干しにし、風を当てて虫やカビの害を防ぐのが虫干です。
中国では虫干を曝涼と言いますが、これにならって宮中でも七月七日に御物を払うしきたりがありました。正倉院の曝涼は好天の続く晩秋に行われます。
われわれ下々の虫干となると、祖母の着物を前にしみじみ感慨にふけったり、貴重品を包んであった古新聞に見入ったりと、しばし時間を忘れる一日でもあります。


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