季語について


六月の季語

芒種
(ぼうしゅ)
五月雨
(さみだれ)
五月闇
(さつきやみ)
走り梅雨
(はしりづゆ)
虎が雨
(とらがあめ)
薬降る
(くすりふる)
蛍狩
(ほたるがり)
入梅
(にゅうばい)
梅雨
(つゆ)
梅雨寒
(つゆさむ)
梅雨の月
(つゆのつき)
梅雨明
(つゆあけ)
送り梅雨
(おくりづゆ)
紫陽花
(あじさい)
十薬
(どくだみ)
夏の風
(なつのかぜ)
はえ やませ 夏至
(げし)
青簾
(あおすだれ)
籠枕
(かごまくら)
陶枕
(とうちん)
網戸
(あみど)
夏暖簾
(なつのれん)
竹床几
(たけしょうぎ)
花茣蓙
(はなござ)

(あゆ)
飛魚
(とびうお)

■竹床几(たけしょうぎ)

夕涼みに竹床几を出し、足元に蚊遣りを置き、縁台将棋をしたり、井戸端会議をしている風景は、東京の下町で見られる当たり前の夕景でした。
床几の起こりは、軍中の将が使った折りたたみの将几(しょうぎ)でしたが、今日の数人掛けの長い床几は、寺社の門前の茶売りの台や商店の店棚の転用だと言われています。
これを、関東では縁台、関西では床几と呼んでいました。
語源の将几と並んで、これを使う大将の乗る軍船を将几将几船(しょうぎぶね)とも呼んでいました。


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