季語について


六月の季語

芒種
(ぼうしゅ)
五月雨
(さみだれ)
五月闇
(さつきやみ)
走り梅雨
(はしりづゆ)
虎が雨
(とらがあめ)
薬降る
(くすりふる)
蛍狩
(ほたるがり)
入梅
(にゅうばい)
梅雨
(つゆ)
梅雨寒
(つゆさむ)
梅雨の月
(つゆのつき)
梅雨明
(つゆあけ)
送り梅雨
(おくりづゆ)
紫陽花
(あじさい)
十薬
(どくだみ)
夏の風
(なつのかぜ)
はえ やませ 夏至
(げし)
青簾
(あおすだれ)
籠枕
(かごまくら)
陶枕
(とうちん)
網戸
(あみど)
夏暖簾
(なつのれん)
竹床几
(たけしょうぎ)
花茣蓙
(はなござ)

(あゆ)
飛魚
(とびうお)

■梅雨(つゆ)

梅雨(ばいう)・黴雨(ばいう)・梅霖(ばいりん)・梅雨前線(ばいうぜんせん)・梅雨時(つうどき)・梅の雨(うめのあめ)・梅雨空(つゆぞら)・梅天(ばいてん)・荒梅雨(あらづゆ)・空梅雨(からつゆ)・旱梅雨(ひでりつゆ)

しとしと降る走り梅雨がやってきて、本格的な梅雨を迎えますが、陰暦では立春から数えて127日目を梅雨の入りとしていますから、陽暦では六月十一日、十二日ごろから約30日間を梅雨と呼びます。
黴(かび)の出やすいころですので黴雨の字を当てますが、食中毒が最も起きやすいのもこの時節です。
梅雨の前半は穏やかな霖雨(りんう)ですが、中休みをはさんで後半は荒梅雨となり、梅雨出水(つゆでみず)に見舞われることが多くなります。
「雷がなると梅雨が明ける」の言い伝えから、雷の到来をみな待ったものです。


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