季語について


二月の季語

寒梅
(かんばい)
寒椿
(かんつばき)
日脚伸ぶ
(ひあしのぶ)
冬尽く
(ふゆつく)
春隣
(はるどなり)
節分
(せつぶん)
追儺
(ついな)
三寒四温
(さんかんしおん)
寒明
(かんあけ)
立春
(りっしゅん)
早春
(そうしゅん)
春浅し
(はるあさし)

(うめ)
余寒
(よかん)
冴返る
(さえかえる)
遅春
(ちしゅん)

(うぐいす)
雨水
(うすい)
魚氷に上る
(うおひにのぼる)
春めく
(はるめく)
凍解
(いてどけ)
春一番
(はるいちばん)
東風
(こち)
麦踏
(むぎふみ)
白魚
(しらうお)
公魚
(わかさぎ)
海苔
(のり)
春菊
(しゅんぎく)

■春めく(はるめく)

春きざす(はるきざす)・春動く(はるうごく)

春の到来を真っ先に感じるのは光です。
障子に差す朝日に、枯れた欅の網目のような枝々に、海や川の波に差す光に、私たちはいち早く春を感じます。
肌に刺す風はまだ冷たくとも、春の胎動を覚えます。
何も詩人や俳人でなくとも、人間には季感を予知、予感する機能を備えています。
「春浅し」の季語は立春の日からまだ日の浅いところでの感じ方で、どちらかというと思いの方が先行していますが、「春めく」には、もう少し春の進んだころの、光や風などを通じた春の予感が見えます。


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