季語について


二月の季語

寒梅
(かんばい)
寒椿
(かんつばき)
日脚伸ぶ
(ひあしのぶ)
冬尽く
(ふゆつく)
春隣
(はるどなり)
節分
(せつぶん)
追儺
(ついな)
三寒四温
(さんかんしおん)
寒明
(かんあけ)
立春
(りっしゅん)
早春
(そうしゅん)
春浅し
(はるあさし)

(うめ)
余寒
(よかん)
冴返る
(さえかえる)
遅春
(ちしゅん)

(うぐいす)
雨水
(うすい)
魚氷に上る
(うおひにのぼる)
春めく
(はるめく)
凍解
(いてどけ)
春一番
(はるいちばん)
東風
(こち)
麦踏
(むぎふみ)
白魚
(しらうお)
公魚
(わかさぎ)
海苔
(のり)
春菊
(しゅんぎく)

■寒梅(かんばい)

冬の梅(ふゆのうめ)・寒紅梅(かんこうばい)・冬至梅(とうじばい)

梅と言えば、今では春の季と決まっていますが、『万葉集』や『古今集』の時代には、「冬木の梅」や「雪中の梅」の歌も見られました。
早咲きの梅の中でも寒中に咲くのが寒梅で、『唐詩選』の王維の詩にも、「寒梅の発くを見、復た帰鳥の声を聞く」などと出てきます。
また、古歌に「年のうちの梅」とか、「年のこなたの梅」と詠まれますが、これも寒梅です。
寒紅梅は梅の一品種で、寒中に咲く八重の梅です。
冬至梅も梅の一品種ですが、名の戸通り冬至の頃白い花を付けます。


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