季語について


十一月の季語

秋寂ぶ
(あきさぶ)
秋の霜
(あきのしも)
釣瓶落し
(つるべおとし)
冷まじ
(すさまじ)
枯草の露
(かれくさのつゆ)
柳散る
(やなぎちる)
熊の架
(くまのたな)
蛙穴に入る
(かわずあなにいる)
立冬
(りっとう)
小春
(こはる)
冬めく
(ふゆめく)
冬日和
(ふゆびより)
小雪
(しょうせつ)
冬旱
(ふゆひでり)

(こがらし)
名の木枯る
(なのきかる)
霜枯
(しもがれ)
枯葉
(かれは)
朽葉
(くちば)
木の葉髪
(このはがみ)
冬紅葉
(ふゆもみじ)
帰り花
(かえりばな)
室咲
(むろざき)
茶の花
(ちゃのはな)
冬の鳥
(ふゆのとり)
七五三
(しちごさん)
酉の市
(とりのいち)
冬構
(ふゆがまえ)
敷松葉
(しきまつば)
冬耕
(とうこう)
麦蒔
(むぎまき)
葛湯
(くずゆ)
生姜湯
(しょうがゆ)
大根
(だいこん)
冬菜
(ふゆな)

■蛙穴に入る(かわずあなにいる)

秋の蛙(あきのかわず)

蛙は、体温が外の温度により変化する変温動物ですので、気温が下がると動きも鈍くなり、土の中や池の底でじっとしていることが多くなり、秋が更に深まると、土中や水底での冬眠に入ります。
普通は日当たりのよい水辺の土に潜って冬眠しますが、山地では凍結しない源流付近の水中で冬を越します。
蛙の後ろ脚の踵は角質が隆起していて、シャベルの役割をしますから、冬眠用の穴も掘れるようです。


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