季語について


十月の季語

秋日和
(あきびより)
秋澄む
(あきすむ)
秋乾き
(あきがわき)
秋麗
(あきうらら)
色なき風
(いろなきかぜ)
寒露
(かんろ)
秋土用
(あきどよう)
霜降
(そうこう)
霧の帳
(きりのとばり)
漸寒
(ややさむ)
うそ寒
(うそさむ)
菊日和
(きくびより)
菊枕
(きくまくら)
秋の田
(あきのた)
稲刈
(いねかり)
稲干す
(いねほす)
稲扱き
(いねこき)
秋収め
(あきおさめ)
鹿の角切り
(しかのつのきり)
山粧う
(やまよそおう)
野山の錦
(のやまのにしき)
黄落
(こうらく)
紅葉狩
(もみじがり)
銀杏黄葉
(いちょうもみじ)
燕帰る
(つばめかえる)
秋の夜
(あきのよる)
秋思
(しゅうし)
秋興
(しゅうきょう)
秋意
(しゅうい)
身に入む
(みにしむ)
千秋楽
(せんしゅうらく)
秋果
(しゅうか)
新米
(しんまい)
新酒
(しんしゅ)

■鹿の角切り(しかのつのきり)

角伐(つのきり)・鹿寄せ(しかよせ)・鹿釣り(しかつり)

十月から十一月にかけて鹿は、交尾期に入りますので、牡鹿は猛々しくなります。
そのため観光客が被害を受けたり、公園の樹木が傷つけられるので、奈良の春日大社では、毎年鹿の角切りを行います。
柵の中に鹿を誘い込み、勢子が追いまわして捕え、神官が鋸で切り落とします。
この儀式は観光化され、十月中の日曜、祝日全てが充てられます。
子の角は払い下げられ箸などの角細工に用いられます。
切らなければ角は、春に自然に落ち、初夏のころ皮をかぶった袋角が生えてきます。


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