季語について


十月の季語

秋日和
(あきびより)
秋澄む
(あきすむ)
秋乾き
(あきがわき)
秋麗
(あきうらら)
色なき風
(いろなきかぜ)
寒露
(かんろ)
秋土用
(あきどよう)
霜降
(そうこう)
霧の帳
(きりのとばり)
漸寒
(ややさむ)
うそ寒
(うそさむ)
菊日和
(きくびより)
菊枕
(きくまくら)
秋の田
(あきのた)
稲刈
(いねかり)
稲干す
(いねほす)
稲扱き
(いねこき)
秋収め
(あきおさめ)
鹿の角切り
(しかのつのきり)
山粧う
(やまよそおう)
野山の錦
(のやまのにしき)
黄落
(こうらく)
紅葉狩
(もみじがり)
銀杏黄葉
(いちょうもみじ)
燕帰る
(つばめかえる)
秋の夜
(あきのよる)
秋思
(しゅうし)
秋興
(しゅうきょう)
秋意
(しゅうい)
身に入む
(みにしむ)
千秋楽
(せんしゅうらく)
秋果
(しゅうか)
新米
(しんまい)
新酒
(しんしゅ)

■秋収め(あきおさめ)

秋揚げ(あきあげ)・秋振舞(あきぶるまい)・田仕舞(たじまい)・秋忘れ(あきわすれ)

刈り取った後、稲架に干した稲は、脱穀、籾摺り、俵詰めと、農家にとっては休む暇もありません。
それらが総て終わってから行うのが秋収めで、秋揚げ、田仕舞などと呼ばれ、大阪では秋終い、鳥取では秋忘れなどとも呼ばれます。
稲刈を守護とする神は農神様で春に田へ迎えましたが、収穫が終わった秋に再び山に送ります。
この日は、餅を搗いて神に感謝する日です。
同時に稲の手を借りた親戚や互助組織「結い」の人たちに振る舞いをする日でもあります。


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