季語について


九月の季語

白露
(はくろ)
仲秋
(ちゅうしゅう)
二百十日
(にひゃくとおか)
風の盆
(かぜのぼん)
秋の空
(あきのそら)
秋高し
(あきたかし)
秋気
(しゅうき)
爽やか
(さわやか)
野分
(のわき)
鮭颪
(さけおろし)
二百二十日
(にひゃくはつか)
秋彼岸
(あきひがん)
竹の春
(たけのはる)
秋分
(しゅうぶん)
冷やか
(ひややか)
桐一葉
(きりひとは)
秋時雨
(あきしぐれ)
露の玉
(つゆのたま)
水澄む
(みずすむ)
名月
(めいげつ)
宵闇
(よいやみ)
月代
(つきしろ)
雨月
(うげつ)
秋の七草
(あきのななくさ)

(はぎ)
虫の音
(むしのね)
庭木刈る
(にわきかる)
薬掘る
(くすりほる)
竹伐る
(たけきる)
扇置く
(おおぎおく)
後の更衣
(のちのころもがえ)
重陽
(ちょうよう)
秋茄子
(あきなす)
青蜜柑
(あおみかん)

■風の盆(かぜのぼん)

雨の盆(あめのぼん)・おわら祭(おわらまつり)・八尾の廻り盆(やおのまわりぼん)

風の盆とは、二百十日が無事であることを祈る日ですが、養蚕と和紙で栄えた富山県婦負(ねい)郡八尾(やつお)町では、毎年、九月一日から三日まで風の盆を行い、終夜「越中おわら」の町流しをします。
「おわら」はもともと糸繰り唄で、「来たる春風、氷が解ける(キタサノサー、ドッコイサノサー)、嬉しや気ままに、オワラ、開く梅」が代表的歌詞です。
この文言と、三味線と太鼓、笛、それに胡弓(こきゅう)の哀調ある伴奏による町流しには、どこかの黄泉の世界に引き込まれる錯覚さえ覚えます。


季語のページへ戻る