季語について


七月の季語

小暑
(しょうしょ)
半夏生
(はんげしょう)
盛夏
(せいか)
青田
(あおた)
夏の色
(なつのいろ)
炎昼
(えんちゅう)
夏の宵
(なつのよい)
短夜
(みじかよ)
大暑
(たいしょ)
極暑
(ごくしょ)
溽暑
(じょくしょ)

(ひでり)
蝉時雨
(せみしぐれ)
緑陰
(りょくいん)
逃水
(にげみず)
山滴る
(やましたたる)
夏野
(なつの)
滴り
(したたり)
夕凪
(ゆうなぎ)
海霧
(じり)
土用
(どよう)
虫干
(むしぼし)
草いきれ
(くさいきれ)
七夕
(たなばた)
星合
(ほしあい)
夏越
(なごし)
中元
(ちゅうげん)
暑中見舞
(しょちゅうみまい)
薫衣香
(くのえこう)
浴衣
(ゆかた)
風鈴
(ふうりん)
端居
(はしい)
打水
(うちみず)
暑気中り
(しょきあたり)

■滴り(したたり)

涓滴(けんてき)・山滴り(やましたたり)・巖滴り(いわしたたり)・苔滴り(こけしたたり)

岩の間から苔や草を伝って落ちるのが滴りです。
掌にたまるまでに時間もかかりますが、一服の涼味になります。
同じ夏の季語「山滴る」も、そんな風景を思い浮かべると、一層豊かに使えます。
涓滴の「涓」は小さいことを表す意で、滴りにぴったりですが、病院で馴染みの点滴の方は、「点滴石を穿つ」のように用い、主に雨垂れに使います。
近世の初期までは、「したたり」ではなく、「しただり」と発音していたようです。


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