季語について


四月の季語

日永
(ひなが)
麗か
(うららか)
春日和
(はるびより)
長閑
(のどか)
清明
(せいめい)
風光る
(かぜひかる)
春昼
(しゅんちゅう)
春の宵
(はるのよい)

(おぼろ)
春雨
(はるさめ)
菜種梅雨
(なたねづゆ)
鳥曇
(とりぐもり)
春の海
(はるのうみ)
春潮
(しゅんちょう)
春眠
(しゅんみん)
春興
(しゅんきょう)

(さくら)
花の雨
(はなのあめ)
花水木
(はなみずき)
桜草
(さくらそう)

(たけのこ)
山椒の芽
(さんしょうのめ)
踏青
(とうせい)
汐干狩
(しおひがり)

(さえずり)
百千鳥
(ももちどり)
春蝉
(はるぜみ)
穀雨
(こくう)
行く春
(いくはる)

■清明(せいめい)

清明節(せいめいせつ)

二十四節気の一つで、陽暦の四月五日ごろに当たります。
清明は、清浄明潔の略で、この時節になると草花も咲きはじめ、小鳥達もにぎやかにさえずりだすような、万物が清明になると考えられていました。
四季の変わり目には火を改めることを先人はしてきましたが、中国の唐・宋の時代には、この日の清明節で、楊柳(柳)の木で火種を作り、新火として百官(もろもろの役人)に配る制度があったようです。
また、この日に踏青をする風習があり、日本にも伝えられましたが、野遊び程度に考えられた踏青も、中国では、もっと深い信仰的意味合いがあったようです。


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