季語について


十一月の季語

秋寂ぶ
(あきさぶ)
秋の霜
(あきのしも)
釣瓶落し
(つるべおとし)
冷まじ
(すさまじ)
枯草の露
(かれくさのつゆ)
柳散る
(やなぎちる)
熊の架
(くまのたな)
蛙穴に入る
(かわずあなにいる)
立冬
(りっとう)
小春
(こはる)
冬めく
(ふゆめく)
冬日和
(ふゆびより)
小雪
(しょうせつ)
冬旱
(ふゆひでり)

(こがらし)
名の木枯る
(なのきかる)
霜枯
(しもがれ)
枯葉
(かれは)
朽葉
(くちば)
木の葉髪
(このはがみ)
冬紅葉
(ふゆもみじ)
帰り花
(かえりばな)
室咲
(むろざき)
茶の花
(ちゃのはな)
冬の鳥
(ふゆのとり)
七五三
(しちごさん)
酉の市
(とりのいち)
冬構
(ふゆがまえ)
敷松葉
(しきまつば)
冬耕
(とうこう)
麦蒔
(むぎまき)
葛湯
(くずゆ)
生姜湯
(しょうがゆ)
大根
(だいこん)
冬菜
(ふゆな)

■冬旱(ふゆひでり)

一年中で最も降水量が少ないのが冬ですから冬旱が起きます。
稲作始め作物への影響が深刻ですので、旱と言えば夏の季語ですが、冬旱の場合は作柄への心配より、乾ききった風景に視線が向けられます。
とは言っても、冬野菜作りには深刻ですし、雨水を飲料水に使っている人たちには死活問題です。
旱魃(かんばつ)の魃は旱を司る神の意ですから、作物の出来が心配な夏の旱には、各地で雨乞(あまごい)の祈願をしました。


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