季語について


十月の季語

秋日和
(あきびより)
秋澄む
(あきすむ)
秋乾き
(あきがわき)
秋麗
(あきうらら)
色なき風
(いろなきかぜ)
寒露
(かんろ)
秋土用
(あきどよう)
霜降
(そうこう)
霧の帳
(きりのとばり)
漸寒
(ややさむ)
うそ寒
(うそさむ)
菊日和
(きくびより)
菊枕
(きくまくら)
秋の田
(あきのた)
稲刈
(いねかり)
稲干す
(いねほす)
稲扱き
(いねこき)
秋収め
(あきおさめ)
鹿の角切り
(しかのつのきり)
山粧う
(やまよそおう)
野山の錦
(のやまのにしき)
黄落
(こうらく)
紅葉狩
(もみじがり)
銀杏黄葉
(いちょうもみじ)
燕帰る
(つばめかえる)
秋の夜
(あきのよる)
秋思
(しゅうし)
秋興
(しゅうきょう)
秋意
(しゅうい)
身に入む
(みにしむ)
千秋楽
(せんしゅうらく)
秋果
(しゅうか)
新米
(しんまい)
新酒
(しんしゅ)

■菊枕(きくまくら)

菊の枕(きくのまくら)・幽人枕(ゆうじんまくら)

菊の花には霊力があって、長寿の効果が言われますからこの花を詰めて枕をこしらえます。
菊の花を摘んで陰干しにしたものを用いますが、摘みとる日も陰暦九月九日の重陽節の日のものがよいとされます。
この枕をすると邪気を払い、頭痛がとれ、目を明らかにすると言います。
菊の花に綿をかぶせ、その露で顔や体を拭うと老哀を防げるとされる「菊の被綿」の風習に似ますが、枕のほうは、そのことは別にしても、あおりのよい枕になりそうです。


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