季語について


十月の季語

秋日和
(あきびより)
秋澄む
(あきすむ)
秋乾き
(あきがわき)
秋麗
(あきうらら)
色なき風
(いろなきかぜ)
寒露
(かんろ)
秋土用
(あきどよう)
霜降
(そうこう)
霧の帳
(きりのとばり)
漸寒
(ややさむ)
うそ寒
(うそさむ)
菊日和
(きくびより)
菊枕
(きくまくら)
秋の田
(あきのた)
稲刈
(いねかり)
稲干す
(いねほす)
稲扱き
(いねこき)
秋収め
(あきおさめ)
鹿の角切り
(しかのつのきり)
山粧う
(やまよそおう)
野山の錦
(のやまのにしき)
黄落
(こうらく)
紅葉狩
(もみじがり)
銀杏黄葉
(いちょうもみじ)
燕帰る
(つばめかえる)
秋の夜
(あきのよる)
秋思
(しゅうし)
秋興
(しゅうきょう)
秋意
(しゅうい)
身に入む
(みにしむ)
千秋楽
(せんしゅうらく)
秋果
(しゅうか)
新米
(しんまい)
新酒
(しんしゅ)

■燕帰る(つばめかえる)

去ぬ燕(いぬつばめ)・帰る燕(かえるつばめ)・帰燕(きえん)・秋燕(あきつばめ)・酢を去る燕(すをさるつばめ)・残る燕(のこるつばめ)

北から渡ってきた雁や鴨と入れ替わるように、燕は南に帰っていきます。
陰暦八月・葉月の異称に燕去月・雁来月があるように、その送迎に心を寄せてきた古人の思いが伝わります。
夏も終わり頃から次第に南下し。
途中群れを作りながら、九月から十月にかけて帰って行きます。
中には日本で冬を越す越冬燕もおり、これが残る燕です。
燕は春の社日の頃にやって来て、秋に社日の頃帰るところから、社日のことを社燕とも呼んでいます。


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