季語について


十二月の季語

大雪
(たいせつ)
冬ざれ
(ふゆざれ)
冬の虹
(ふゆのにじ)
短日
(たんじつ)
盤渉調
(ばんしきちょう)
冬の夜
(ふゆのよる)
冬の月
(つゆのつき)
冬凪
(ふゆなぎ)
ならい 空風
(からかぜ)
冬の霧
(ふゆのきり)
山眠る
(やまねむる)
枯園
(かれその)
水涸る
(みずかる)
初氷
(はつごおり)
波の花
(なみのはな)
冬眠
(とうみん)

(おおかみ)
冬木立
(ふゆこだち)
冬芽
(ふゆめ)
千両
(せんりょう)
冬籠
(ふゆごもり)
屏風
(びょうぶ)
火鉢
(ひばち)
湯婆
(ゆたんぽ)
湯気立て
(ゆげたて)
悴む
(かじかむ)

(ひらめ)
河豚
(ふぐ)
新巻
(あらまき)
師走
(しわす)
冬至
(とうじ)
柚子湯
(ゆずゆ)
歳暮
(せいぼ)
年用意
(としようい)
年の市
(としのいち)
門松立つ
(かどまつたつ)
注連飾る
(しめかざる)
小晦日
(こつごもり)
年越
(としこし)
年越の祓
(としこしのはらえ)

■狼(おおかみ)

豺(やまいぬ)・勒犬(ぬくてい)

野生の狼は、明治三十八年(1905年)に絶滅して日本からいなくなりました。
江戸時代には人里に下りてきて家畜や人を襲い、旅人もその犠牲になっています。
古くは神の姿が狼と考えられていました。
青梅市の武蔵御嶽神社では、「お姿」と称する狼を描いた「大口真神」のお札を受けて、盗人除けや農作物の害獣除けにしますし、狐憑きのお祓いにも使いました。
母性にかかわり深い獣ともされていますから、狼のお産の声を聞くと、山中に小豆酒を供える風習もあちこちにありました。


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