季語について


十二月の季語

大雪
(たいせつ)
冬ざれ
(ふゆざれ)
冬の虹
(ふゆのにじ)
短日
(たんじつ)
盤渉調
(ばんしきちょう)
冬の夜
(ふゆのよる)
冬の月
(つゆのつき)
冬凪
(ふゆなぎ)
ならい 空風
(からかぜ)
冬の霧
(ふゆのきり)
山眠る
(やまねむる)
枯園
(かれその)
水涸る
(みずかる)
初氷
(はつごおり)
波の花
(なみのはな)
冬眠
(とうみん)

(おおかみ)
冬木立
(ふゆこだち)
冬芽
(ふゆめ)
千両
(せんりょう)
冬籠
(ふゆごもり)
屏風
(びょうぶ)
火鉢
(ひばち)
湯婆
(ゆたんぽ)
湯気立て
(ゆげたて)
悴む
(かじかむ)

(ひらめ)
河豚
(ふぐ)
新巻
(あらまき)
師走
(しわす)
冬至
(とうじ)
柚子湯
(ゆずゆ)
歳暮
(せいぼ)
年用意
(としようい)
年の市
(としのいち)
門松立つ
(かどまつたつ)
注連飾る
(しめかざる)
小晦日
(こつごもり)
年越
(としこし)
年越の祓
(としこしのはらえ)

■火鉢(ひばち)

火桶(ひおけ)・箱火鉢(はこひばち)・長火鉢(ながひばち)

かって家庭の必需品だった火鉢は、湯を沸かしたり、餅を焼いたり、酒の燗を付けたりと、至極便利でした。
濡れた小物を干したり、時には股火鉢なる行儀の悪い使い方もしました。
平安時代の寝殿造りの家屋は、煙と煤を嫌って囲炉裏のような火を焚けませんでしたので、檜や杉の曲物に土製の容器を入れ火桶としました。
それが普及し次第に派手な物が生まれました。
付属品は、五徳に銅壺、火箸、それに灰均しの四点です。
背のひょろ長い人の形容を「鍛冶屋の歳暮」と言いますが、昔の鍛冶屋が歳暮に火箸を配ったことに由来します。


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