季語について


十二月の季語

大雪
(たいせつ)
冬ざれ
(ふゆざれ)
冬の虹
(ふゆのにじ)
短日
(たんじつ)
盤渉調
(ばんしきちょう)
冬の夜
(ふゆのよる)
冬の月
(つゆのつき)
冬凪
(ふゆなぎ)
ならい 空風
(からかぜ)
冬の霧
(ふゆのきり)
山眠る
(やまねむる)
枯園
(かれその)
水涸る
(みずかる)
初氷
(はつごおり)
波の花
(なみのはな)
冬眠
(とうみん)

(おおかみ)
冬木立
(ふゆこだち)
冬芽
(ふゆめ)
千両
(せんりょう)
冬籠
(ふゆごもり)
屏風
(びょうぶ)
火鉢
(ひばち)
湯婆
(ゆたんぽ)
湯気立て
(ゆげたて)
悴む
(かじかむ)

(ひらめ)
河豚
(ふぐ)
新巻
(あらまき)
師走
(しわす)
冬至
(とうじ)
柚子湯
(ゆずゆ)
歳暮
(せいぼ)
年用意
(としようい)
年の市
(としのいち)
門松立つ
(かどまつたつ)
注連飾る
(しめかざる)
小晦日
(こつごもり)
年越
(としこし)
年越の祓
(としこしのはらえ)

■冬凪(ふゆなぎ)

寒凪(かんなぎ)・凍凪(いてなぎ)

四国地方で、雪を伴って吹く風を「そばい」と呼んでいますが、「大そばいなぎの元」とも言われます。
この風が吹いた後は、嘘のように海が凪ぐという譬えですが、冬の変わりやすい天候を言い当てています。
西高東低の気圧配置の間吹いていた強い季節風が収まり、移動性の高気圧見に覆われるからです。
しかしこの冬凪もごくわずかな間で、また季節風は吹き始め海は荒れます。
ですから「大荒れ前の凪」という諺もあり、凪だからといって冬の海は侮れないということです。


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