季語について


四月の季語

日永
(ひなが)
麗か
(うららか)
春日和
(はるびより)
長閑
(のどか)
清明
(せいめい)
風光る
(かぜひかる)
春昼
(しゅんちゅう)
春の宵
(はるのよい)

(おぼろ)
春雨
(はるさめ)
菜種梅雨
(なたねづゆ)
鳥曇
(とりぐもり)
春の海
(はるのうみ)
春潮
(しゅんちょう)
春眠
(しゅんみん)
春興
(しゅんきょう)

(さくら)
花の雨
(はなのあめ)
花水木
(はなみずき)
桜草
(さくらそう)

(たけのこ)
山椒の芽
(さんしょうのめ)
踏青
(とうせい)
汐干狩
(しおひがり)

(さえずり)
百千鳥
(ももちどり)
春蝉
(はるぜみ)
穀雨
(こくう)
行く春
(いくはる)

■桜草(さくらそう)

プリムラ・常盤桜(ときわざくら)・乙女桜(おとめざくら)・雛桜(ひなざくら)・楼桜(やぐらざくら)・化粧桜(けしょうざくら)・一花桜(いちげざくら)

北海道から九州までの山地や湿地に自生し、四月ごろ山桜に似た花をつけます。
とくに埼玉県・浦和市の田島ヶ原の自生地は知られており、天然記念物にも指定されています。
ですから桜草は埼玉県の郷土の花にも選ばれています。
栽培種も多く、江戸時代には武士の間に栽培が流行し、一時は300種もの品種が生まれたといいます。
武士が桜草を賞でる姿は想像できませんが、よほど平和な時代だったのでしょう。


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