季語について


三月の季語

啓蟄
(けいちつ)
春雷
(しゅんらい)
春の風
(はるのかぜ)
春塵
(しゅんじん)
山笑う
(やまわらう)
春の雪
(はるのゆき)
雪崩
(なだれ)
雪の果
(ゆきのはて)
春光
(しゅんこう)
春の土
(はるのつち)
水温む
(みずぬるむ)
水草生う
(みずくさおう)
紫雲英
(げんげ)
木の芽
(このめ)
桃の花
(もものはな)
椿
(つばき)
鳥帰る
(とりかえる)

(つばめ)
田打
(たうち)
種蒔
(たねまき)
剪定
(せんてい)
桃の節句
(もものせっく)
お水取
(おみずとり)
春分
(しゅんぶん)
社日
(しゃにち)
彼岸
(ひがん)

(にしん)
菜の花
(なのはな)
摘草
(つみくさ)

■雪崩(なだれ)

底なだれ(そこなだれ)・地こすり(じこすり)・風なだれ(かぜなだれ)

冬にも起きますが、春のものは規模が大きいのが特徴です。
これは主に底雪崩、地こすりと呼ばれ、日本海側に多く見られます。
根雪の上に積もった新雪が滑り落ちるものを風雪崩といっています。
気温の上昇や風、落雷といった気象の原因のほかに、列車の振動はおろか、人声や寺でつく鐘が原因のこともあります。
「なだれ」には、傾、頽の字も当てますが、それで歌舞伎舞台の土手や坂道を「なだれ」と呼ぶことに得心がいきます。


季語のページへ戻る