年中行事・記念日・祭り 解説文


大相撲:九月場所[初場所](おおずもう:くがつばしょ[あきばしょ])
2023年 9月10日(日)~9月24日(日)【9月の第1もしくは第2日曜日】

きりっと、まわしを締めた2人の裸の力士が、土俵で勝負する伝統の力技(ちからわざ)。
奈良時代から宮廷で行われ、いま一年6場所行われる日本の国技です。
行司は美しい和の装束、軍扇を用いて勝負を裁きます。
横綱の土俵入りは五穀 豊穣を願い、四股で地の邪気を祓う神事です。
最近、外国人力士が急増、エジプト人力士も現れ人気を呼んでいます。
儀式床しく礼を尊ぶ「相撲道」に感化され、日本国籍をとる力士も増加。
相撲は、ますますグローバルな競技に育って行くでしょう。

2023年度 大相撲 本場所
一月場所[初場所]  :1月8日(日)~1月22日(日)
三月場所[春場所]  :3月12日(日)~3月26日(日)
五月場所[夏場所]  :5月14日(日)~5月28日(日)
七月場所[名古屋場所]:7月9日(日)~7月23日(日)
九月場所[秋場所]  :9月10日(日)~9月24日(日)
十一月場所[九州場所]:11月12日(日)~11月26日(日)


目黒のさんま祭り(めぐろのさんままつり)
2023年 【9月の第1もしくは第2日曜日】

東京のJR目黒駅近くで、毎年9月の第1もしくは第2日曜日に「目黒のさんま祭り」が開かれます。
(※本年度ともいき暦公開の時点では決定しておりません。)
この祭りのきっかけはもちろん「目黒のさんまに限る!」のオチでお馴染みの古典落語「目黒のさんま」からきたもので、「目黒の良さ」と「さんまの良さ」の両方を分かってもらうためです。
炭火焼きしたさんまを無料で配布し、毎年2万人以上の多くの人が旬のさんまを楽しんでいます。
平成13年の第3回目のこと、新聞記事を見た岩手県宮古市から「なぜ、目黒の祭りでは宮古のさんまを使っているのですか」という連絡があり、当時、商店街では「お客さんに一番程度の良いさんまを食べてもらうために南下するサンマが9月中旬で最も脂ののって美味しい宮古産を築地で仕入れている」と聞き、この経緯に感動し、平成14年の第4回より宮古市からさんまが無料提供されることになりました。
特に、平成23年の第16回に起こった東日本大震災の被災あったにもかかわらず、この祭りのために宮古市からさんまが送られてきたことは大きなニュースになりました。
さんまといえば、すだちと大根おろしです。平成10年の第3回から、すだちの日本一の産地である徳島県神山町と友好関係を結び、すだちの無料での提供があり、平成13年の第6回から、栃木県那須塩原市高林の大根おろし、和歌山県みなべ町の備長炭が提供されるようになりました。
このように、「目黒のさんま」から地域との輪が広がってきています。

食材の旬。9月中旬ころの「さんま」は旬の“はしり”です。
10月中旬ころに旬の“さかり”を迎え、そして旬の“なごり”となっていきます。
食材の旬は足速に通り過ぎていきます。