季語について


六月の季語

芒種
(ぼうしゅ)
五月雨
(さみだれ)
五月闇
(さつきやみ)
走り梅雨
(はしりづゆ)
虎が雨
(とらがあめ)
薬降る
(くすりふる)
蛍狩
(ほたるがり)
入梅
(にゅうばい)
梅雨
(つゆ)
梅雨寒
(つゆさむ)
梅雨の月
(つゆのつき)
梅雨明
(つゆあけ)
送り梅雨
(おくりづゆ)
紫陽花
(あじさい)
十薬
(どくだみ)
夏の風
(なつのかぜ)
はえ やませ 夏至
(げし)
青簾
(あおすだれ)
籠枕
(かごまくら)
陶枕
(とうちん)
網戸
(あみど)
夏暖簾
(なつのれん)
竹床几
(たけしょうぎ)
花茣蓙
(はなござ)

(あゆ)
飛魚
(とびうお)

■ 蛍狩(ほたるがり)

蛍見(ほたるみ)・蛍舟(ほたるぶね)・蛍見物(ほたるけんぶつ)

農薬などの散布で一時は姿を消しましたが、近ごろはあちこちに蛍狩の新名所が生まれています。
箒(ほうき)や団扇(うちわ)を手に、蛍狩に興ずる風景は名所図会でおなじみですが、石山や宇治の蛍の名所では、蛍舟を出して蛍見を楽しんだという記録もあります。
「都下の遊人黄昏(たそがれ)より漫遊し、籠中(ろうちゅう)に入て家裹(いえづと)(土産)とす」は、『東都歳時記』に描かれた、かつての東京の風俗です。
『源氏物語』の「蛍」には、光源氏がたくさんの蛍を室内に放ち、玉鬘(たまかずら)の美を際立たせる場面が出てきます。


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