季語について


五月の季語

清和
(せいわ)
風薫る
(かぜかおる)
葉桜
(はざくら)
八十八夜
(はちじゅはちや)
新茶
(しんちゃ)
新樹
(しんじゅ)
若緑
(わかみどり)
新緑
(しんりょく)
端午
(たんご)
菖蒲葺く
(しょうぶふく)

(ふじ)
立夏
(りっか)
夏めく
(なつめく)
卯の花腐し
(うのはなくたし)
麦の秋
(むぎのあき)
小満
(しょうまん)
青嵐
(あおあらし)
万緑
(ばんりょく)
時鳥
(ほととぎす)
あやめ 薔薇
(ばら)
沙羅の花
(しゃらのはな)
田植
(たうえ)
早乙女
(さおとめ)
麦刈
(むぎかり)
上簇
(じょうぞく)
更衣
(ころもがえ)
生布
(きぬの)
蚕豆
(そらまめ)
初鰹
(はつがつお)

■夏めく(なつめく)

夏兆す(なつきざす)

夏目国は、春なのに、どこか夏らしくなった意と、夏になって気候、風物がそれらしくなったの両義がありますが、歳時記では後者の意ととって夏の季語としています。
同じ時節季語「夏浅し」にはどこか知覚的な機関がありますが、「夏めく」には、感覚的な季感が伴います。
昨日に比べて少し汗ばむとか、心なしか夏の日差しを感じる―といった認識が夏めくなのかもしれません。


季語のページへ戻る