季語について


六月の季語

芒種
(ぼうしゅ)
五月雨
(さみだれ)
五月闇
(さつきやみ)
走り梅雨
(はしりづゆ)
虎が雨
(とらがあめ)
薬降る
(くすりふる)
蛍狩
(ほたるがり)
入梅
(にゅうばい)
梅雨
(つゆ)
梅雨寒
(つゆさむ)
梅雨の月
(つゆのつき)
梅雨明
(つゆあけ)
送り梅雨
(おくりづゆ)
紫陽花
(あじさい)
十薬
(どくだみ)
夏の風
(なつのかぜ)
はえ やませ 夏至
(げし)
青簾
(あおすだれ)
籠枕
(かごまくら)
陶枕
(とうちん)
網戸
(あみど)
夏暖簾
(なつのれん)
竹床几
(たけしょうぎ)
花茣蓙
(はなござ)

(あゆ)
飛魚
(とびうお)

■鮎(あゆ)

年魚(ねんぎょ)・香魚(こうぎょ)・鮎鮨(あゆずし)・鮎膾(あゆなます)・鮎魚田(あゆぎょでん)・鮎狩(あゆがり)・鮎掛(あゆかけ)・囮鮎(おとりあゆ)・鮎籠(あゆかご)・鮎漁(あゆりょう)

川で孵化(ふか)した稚魚はいったん海に入り、春先になると川上へ遡(さかのぼ)ります。
一年で命を終えるところから年魚、西瓜(すいか)のような匂いを発するので香魚の別名も持ちます。
石苔(いしごけ)を常食とします。
六月一日の解禁とともに鮎漁が始まり、淵釣り(どぶづり)、友釣り(ともづり)、簗(やな)、鵜飼い(うかい)等でとります。
塩焼きにして蓼酢(たです)で食べるのを最高に、鮨、膾・魚田などにしますが、腸(わた)や卵は塩漬けの鱁鮧(うるか)にして秋に食べます。
「鮎は夏なり。 若鮎は春なり。 錆鮎(さびあゆ)は秋なり」が、俳諧の定法となっています。


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