年中行事・記念日・祭り 解説文


世田谷ボロ市(せたがやぼろいち)[1月・12月]
2023年 12月15日(金)~12月16日(土)

ボロ市の始まりは、世田谷の代官(大場盛長)が領内の住民たちが無事正月を越せるようにと、物々交換の市を立てさせたのに由来するといわれます。
大変古い市で400年以上も続いています。 不要の物を売って越年資金を捻出するという趣旨で始められたもので、ボロ市の名もこれに由来します。
記録によれば、ボロ市に並べられたものは古布・古下駄・古道具の類であったようです。
現在では日用品・衣料品・植木・雑貨など約1000店以上も露店が並び大賑わいを見せています。


春日大社:春日若宮おんまつり(かすがたいしゃ:かすがわかみやおんまつり)
2023年 12月15日(金)~12月16日(土)

奈良市春日野町春日大社の摂社、若宮神社の祭礼です。
もとは藤原氏の私祭として行われていましたが、若宮神社の祭りとなったのは、平安末期の長承(ちょうしょう)年間(1132年~1135年)飢饉が続き、疫病が蔓延したため、ときの関白藤原忠通は1136年に万民救済・五穀豊穣を祈って祭礼を催しました。
これが「おんまつり」の始まりとされ、以来途切れることなく現在まで続いています。
奈良の年中行事で最も豪華で大規模なものとして有名です。
15日には祭りの無事を祈願する大宿所祭(おおしゅくしょさい)、16日には宵宮祭(よいみやさい:前夜祭)が行われ、17日が本祭りとなります。
本祭りの17日は午前零時に若宮の神霊を本殿から仮宮に移し、神饌(神への供物)を差し上げ、神事を行います。
正午からは芸能集団や祭礼に加わる人々が市内を練り歩くお渡り式が行われ、平安から江戸時代までの風俗を模した伝統行列が仮宮に練りこみます。
午後からは神楽(かぐら:神を祀る時に奏する舞楽)、東遊(あずまあそび:歌舞の一種)をはじめ種々の芸能を奉納し、深夜に神霊を本殿に戻します。
18日には、後宴の能が演じられ、祭りは終了となります。

東大寺二月堂:お水取り春日大社:春日祭
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