雑節 解説文


春の社日(はるのしゃにち)[春社(しゅんしゃ)]
2022年 3月16日(水)【春分に1番近い戊の日】

春の社日は春分に1番近い戊(つちのえ)の日。
「社(しゃ)」は、中国では土地の神(生まれた土地の守護神である産土神:うぶすながみのこと)の意味ですから、土地の神を祭って農事の無事を祈る日で、春と秋の二回行われ、それぞれ春社、秋社と呼び、単に社日といえば春のものを指します。
春は豊作の予祝の、秋は収穫への感謝の意を込めます。
春分又は秋分にもっとも近い戊(つちのえ)の日に行いますが、中国から伝わって後、土地土地の農神の祭りと習合していますが、大方は春の社日は田の神が里に下りる日であり、秋の社日は田の神が帰っていく日と考えられています。
ツバメが春に来、秋に去るので、この日を社燕(しゃえん)ともいいます。

2022年度 社日
春の社日[春社]:3月16日(水)
秋の社日[秋社]:9月22日(木)