最近、「太陰暦」と「太陰太陽暦」、そして「太陽暦」についてのご質問が、とみに増えてまいりました。
それぞれの暦の、意味と違いが分かりにくいからでしょう。
そこで、できるだけ簡略に要点をお答えいたします。
ご理解いただいた上で「ともいき暦」をご覧いただくと、この暦の価値、面白さ、そして、なぜ<いま、ともいき暦>なのかを、ご理解いただけると信じます。
一日一回、「ともいき暦」と対話をしましょう。
2010年10月 NPO PLANT A TREE PLANT LOVE 理事長 勝田 祥三
④日本での「太陰太陽暦」
日本に伝わったこの「太陰太陽暦」は、6世紀中頃からのち何度となく改められ、江戸時代には貞享、宝暦、寛政、天保と改暦が行われました。
そして、最後の「天保暦」では、西洋天文学を参考にして、最も精緻な日本的「太陰太陽暦」を完成させました。
しかし、明治5年11月9日、明治政府は突如改暦の詔書を発表。
同時に太政官の布告をもって、来る12月3日を明治年1月1日とする「時刻法」への切り替え、つまり「太陽暦」への改暦を布達しました。
従来の1日12辰刻制(しんこくせい)から、1日24時間の定時制に切り替えたのです。
これが、現在私たちの使っている暦、カレンダーです。