「ともいき暦」の春・夏・秋・冬と12ヶ月について


●ともいき暦に親しみましょう。一日1回、ともいき暦を。
お日さまとお月さまという生命の根源に感謝し、水、土、木を大切にし、私たちのこの地球を生物多様性豊かな星に。
そして、“私たちが、人、そして自然と共に結び合い、助け合い、支え合い、譲り合って生きる”そういう社会づくりを目指しましょう。
生命を感じる、生きるという実感のある毎日を。ともいき暦はその道標です。


「ともいき暦」の秋
関連季語は、高秋・素秋・白秋・白帝・金秋・三秋・九秋など

二十四節気旧暦では、立秋(8月8日頃)から立冬(11月8日頃)の前日まで、現行太陽暦では9月・10月・11月を指します。
秋は初秋・仲秋・晩秋に分けられ、これを三秋(さんしゅう)といいます。(九秋は秋九旬、秋の90日のことです)
秋の語源は、稲の成熟する時とする説が一般的ですが、「秋空があきらか(清明)であるところからか、収穫があ(飽)き満ちるところからか、また草木の葉があか(紅)くなる意からともいわれています。
秋は、夏から冬へ、気候が次第に移っていく過程であり、8月はまだ太平洋高気圧が強いので、残暑が厳しく、9月は台風や秋雨前線の停滞で降雨量が多く、10月になって移動性高気圧にたびたび覆われるようになると、さわやかな秋晴が続きます。
昼と夜の気温の差が著しくなり、朝晩の冷え込みを覚えるようになると晩秋です。
このような顕著な気候の推移が稲の稔りをもたらし、さまざまな秋果でわたしたちを楽しませてくれます。
山野を美しい紅葉に染め、その推移はまた、春から夏にかけて旺盛な繁殖を見せた自然が、冬に向かって凋落の歩みを早める足取りでもあります。


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