年中行事・記念日・祭り 解説文


えびす講(えびすこう) 2023年 10月20日(金)

主に商家などが商売繁盛を祝って、福徳の神である恵比寿様を祭る法会。
戎講、夷講、恵比寿講とも書く。
地方により旧暦10月20日、11月20日、正月10日、正月20日と異なり、一定ではありません。
現在では新暦10月20日に行われることが多い。
関東の商家では、七福神のひとつ、恵比寿様を祭る日として祝い、各所の恵比寿様に参詣して福運を祈る風がある。
恵比寿神は七福神のひとつで、海上、漁業、商売などの守護神で古くから大黒神と並ぶ日本の代表的福神です。
関東では10月20日の二十をとって「二十日えびす」といい、関西では正月10日にこれを行うことから、「十日えびす」といい、京都では「誓文払い(せいもんばらい)」という行事があります。


誓文払い(せいもんばらい) 2023年 10月20日(金)

昔から旧暦10月20日には、京都の商家や水商売の人たちは、四条寺町の誓文返しの神、冠者殿社(かじゃでんしゃ)にお参りをし、日ごろ、商売上やむを得ず人を騙したり、嘘をついたりした罪を祓い、神罰が当たらないように祈願していました。
これが関西各地に広まったもの。
現在では新暦10月20日に祈願しています。
誓文とは、神かけて誓う誓詞・起請文のこと。
京阪地方の商店、デパートでは特に安値の大売出しをする。
常連のお客には、平素の罪滅ぼしと、儲けたお金のいくぶんかをお返しし、更なる商売繁盛を祈って特別サービスをしたりします。

十日戎の解説もご覧下さい。