2003年から国民の祝日「敬老の日」は9月の第3月曜日となりました。
これに伴い、従来の敬老の日を記念日として残すため、老人福祉法によって9月15日を「老人の日」、9月15から21日を「老人週間」と定めました。
老人の福祉に対する国民の関心と理解を深め、老人に対しては自らの生活の向上に努める意欲を促すことを趣旨とします。
2016年9月13日、厚生労働省は年齢が100歳以上の人が、5万8820人(前年比+4124人)、そのうち約87,6%を女性が占め、46年連続の増加となる。医療の進歩などが要因で、今後も増加が続くとみられる。と発表。
敬老の日の解説もご覧下さい。
旧暦八月朔(八月ついたちの意)この日、農家では新穀を供えるなどして、その年の豊作を祈ります。
田の実、すなわち稲の実りを予祝する意味で「田実の節(たのむのせつ)」「田実の祝い」などと呼ばれます。
一般には、この日、主家などに贈り物をする習慣がありました。
鎌倉時代には、武家・宮中ともにこの習慣が見られ、江戸時代には徳川家康が江戸城に初めて入城した日であったことから公式の祝日として祝われ、大名・旗本が総登城して賀詞を述べました。
「田実(たのむ)」が「頼む(主君としてたよる)」と同音であることから武家に広まったものといいますが、起源は定まっていません。
現在、八朔は農耕行事として残り、また各地の神社で五穀豊穣を祈る八朔祭を行うところも多いようです。
また、八朔は旧暦8月1日頃に吹く強い風ともいい、農家にとって厄日として、収穫前の稲の大敵として、恐れられていました。
新暦の八朔は8月1日(火)です。