年中行事・記念日・祭り 解説文


熊野那智大社:那智の火祭り(くまのなちたいしゃ:なちのひまつり)
2023年 7月14日(金)

和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社の火祭りは、火を焚いて神を招き祀る祭礼で、応永年間(1394年~1427年)より行われている祭礼で扇会式(おうぎえしき:扇祭)とも呼ばれています。
7月9日に那智滝の注連縄張り替え行事があり、12日に扇32本を飾りつけた扇神輿12基の組み立てと、大小22本の松明づくりが行われます。
さて当日の14日、午前中は本社から那智の滝前にある飛滝権現へ向かいます。
神輿は飛滝権現からで迎えに来た12本の松明と途中の石段で出会い、この松明によって神輿は炙り清められます。
松明はひとつが50キログラムほどの大きなもので、これが参道の急勾配を上下するさまは壮観です。
神輿の動きとともに松明も交代し、飛滝権現に到着した後、祭礼が行われ、神輿は熊野那智大社に帰ります。
なお、扇神輿の細長い形状は、那智の滝の姿を模したものです。


廃藩置県の日(はいはんちけんのひ) 2023年 7月14日(金)

1871年(明治4年)、藩を廃止して県を設置する詔書が出されました。(現行の暦では8月29日)
1869年(明治2年)の版籍奉還で江戸時代の藩はなくなりましたが旧藩主がそのまま藩知事を務めていたものを廃止し、廃藩置県を断行、各県に中央政府から県知事を派遣しました。
当初は3府302県で、後に3府72県に改廃。これにより、政府は中央集権制を強化しました。

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